男性不妊ドックのご案内
不妊の原因は、男性にもあることをご存知ですか?
実際、妊娠を希望するカップルのうち、約半数に男性側の要因が関係しているといわれています。
当院の「男性不妊ドック」では、ホルモン検査や精液検査をはじめとした総合的なチェックにより、精子の状態やホルモンバランス、身体の不調の有無を詳しく調べることができます。
精索静脈瘤やホルモン異常、生活習慣の影響など、男性不妊の原因はさまざまです。原因が分かれば、本院と連携して、泌尿器科専門医が適切な治療や対策が可能になります。
妊娠を望んでいる方や、将来に備えて自分の状態を知っておきたい方におすすめの検査です。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
精液検査について
男性の妊娠力を調べるために、精液検査では主に「精液の量」「精子の数」「精子の動き」「精子の形」の4つをチェックします。
精液の状態は体調や生活習慣によって変わることもあるため、1回だけでなく2回以上の検査を受けることが推奨されています。
精液量
精液の量が少ないと、精巣や前立腺などのトラブルが関係している場合があります。極端に少ない場合は、射精の仕組みに問題があることも考えられます。
精子の数(精子濃度)
1mlの精液の中に、どれくらい精子がいるかを調べます。精子が少ない場合は「乏精子症」、まったく確認できない場合は「無精子症」と診断されることがあります。
また、「精子の数 × 動く割合」で出される『総運動精子数』は、妊娠のしやすさに大きく関わります。
精子の動き(運動率)
精子がしっかり動けているかをチェックします。動きが悪いと、卵子までたどりつきにくく、妊娠につながりにくくなることがあります。
精子の形(正常形態率)
正常な形の精子がどのくらいあるかを見ます。形に異常が多いと、受精しにくかったり、妊娠後の流産のリスクが高くなったりする可能性もあります。