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バイアグラ・シアリス・レビトラの違い

バイアグラ、シアリス、レビトラは同じPDE5阻害薬でありながら、有効成分の違いによって発現時間や持続時間、副作用などに特徴があります。速効性を重視するならレビトラ、短時間勝負でタイミングを合わせたいならバイアグラ、長時間の安心感を得たいならシアリスが適しています。用量や服用方法、禁忌・相互作用、コスト面も含めて医師と十分に相談し、自分のライフスタイルに最も合った選択をすることが、満足度の高い治療につながります。
また根本治療を目指すのであれば、当院で実施しております衝撃波治療がおすすめです。

ED治療薬の進化

ED(勃起不全)治療薬は、1998年にシルデナフィル(バイアグラ)が世界で初めて承認されて以来、大きな進化を遂げてきました。当初、EDは有効な治療がなく、患者やパートナーにとっては深刻な悩みの種でした。しかし、バイアグラの登場によって状況は一変し、その後も研究開発は加速していきました。製薬メーカーはPDE5阻害という基本的な作用機序を共有しつつ、より速効性を高めたり、長時間持続させたり、あるいは副作用を軽減したりといった工夫を重ねることで、多様なニーズに応える製剤を次々に生み出してきました。

この流れを受け、2003年にはタダラフィル(シアリス)が登場しました。タダラフィルは化学構造を調整することで血中半減期を大幅に延長し、最大36時間の持続効果を実現しました。その結果、「週末ピル」とも呼ばれ、金曜夜に服用して週末まるごと安心して過ごせるという新しいライフスタイル提案を可能にしました。その後、2005年のバルデナフィル(レビトラ)登場により、さらに速やかな吸収性と持続時間のバランスが向上。バイアグラの約4~5時間、シアリスの約36時間の中間層に位置づけられ、25分ほどで効果を感じられる点が評価されました。

こうした後発薬の登場は、単に「選択肢が増えた」というだけでなく、患者一人ひとりのライフスタイルや健康状態に合わせた最適な治療を可能にし、性生活の質を大きく向上させています。たとえば、急なデートに備えて速効性を重視する人や、週末にゆったりと楽しみたい人、あるいはパートナーとの間隔が限られている人など、それぞれの生活リズムや希望に合わせて薬剤を選択できるようになりました。

また、ジェネリック医薬品の普及も大きな変化をもたらしました。先発品は高価だったものの、ジェネリックが承認されたことで治療コストが約30~50%にまで下がり、より多くの患者が経済的負担を抑えながら継続的な治療を受けられるようになりました。同時にオンライン診療の広がりにより、医師の診察や処方が気軽に受けられる環境も整備されつつあります。

成分の比較

バイアグラ、シアリス、レビトラはすべてPDE5阻害薬という共通の作用機序を持ちながら、有効成分の化学構造にわずかな違いがあります。バイアグラの主成分シルデナフィルは、海綿体平滑筋内のPDE5を阻害し、勃起時に産生されたcGMPの分解を抑制します。シアリスのタダラフィルも同様にPDE5を阻害しますが、分子構造の違いにより血中半減期が長く、ゆったりとした効果発現と長時間持続を可能にしています。レビトラのバルデナフィルは、PDE5への選択性がより高く設計されており、他のPDEアイソザイムに対する影響を最小限に抑えることで、副作用の軽減と速やかな作用発現を両立させています。これらの微細な構造的変化が、それぞれの薬剤の特徴的な効果時間や副作用プロファイルを生み出しています。

比較内容

バイアグラ(シルデナフィル)

シアリス(タダラフィル)

レビトラ(バルデナフィル)

血中半減期

約4~5時間

約17.5時間

約4~5時間

発現時間

30~60分

30分~2時間

約25分

非侵襲性・痛み 体外からの非侵襲的な施術で、痛みはほとんどなし。麻酔不要 同様に体外照射で痛みはほとんどなし。麻酔不要 内服による治療で侵襲はない。ただし薬剤作用による頭痛・ほてり等の副作用が起こり得る
効果持続時間

約4~5時間

最大36時間

約5~8時間

食事の影響

高脂肪食で発現遅延の可能性あり

食事の影響少なめ

高脂肪食での影響は比較的少ない

主な副作用

頭痛、顔の火照り、消化不良、鼻づまり

背部痛、筋肉痛、消化不良、頭痛

頭痛、紅潮、消化不良、視覚異常(稀)

推奨用量

25/50/100 mg(通常50 mg開始)

2.5/5/10/20 mg(週末ピルは10–20 mg)

5/10/20 mg(通常10 mg開始)

①バイアグラの有効成分と作用機序

シルデナフィルは、摂取後に肝臓で代謝される前駆体が活性体に変換されてPDE5を阻害します。これによりcGMPの分解が抑制され、海綿体平滑筋の弛緩を促して血流を増加させることで勃起を助けます。血中濃度は服用後約60分でピークに達し、おおむね4~5時間にわたって有効濃度が保たれます。初期臨床試験から蓄積された安全性データが豊富であり、世界中で20年以上にわたり使用実績があるため、多くの医師・患者に信頼されています。

②シアリスの有効成分と作用機序

タダラフィルは、シルデナフィルと同様にPDE5を阻害しますが、その化学的安定性と脂溶性の違いにより、血中半減期が約17.5時間と非常に長いのが大きな特徴です。服用後の効果発現は30分から2時間程度かかるものの、最大36時間にわたり血中で有効濃度が維持されるため、服用タイミングの自由度が高くなります。これにより、計画的にタイミングを合わせる必要がない「週末ピル」という使い方が普及しています。

③レビトラの有効成分と作用機序

バルデナフィルは、PDE5への親和性をさらに高めつつ、他のPDEアイソザイムへの結合を抑えるよう設計されています。これにより、有効成分は標的部位に速やかに到達し、服用後およそ25分で効果が実感できるケースが多いのが特徴です。持続時間は約5~8時間とバイアグラとシアリスの中間に位置し、速効性と持続性のバランスを求めるユーザーに適しています。

効果の持続時間

薬剤ごとに効果が持続する時間が大きく異なるため、自分のライフスタイルや性生活の頻度に応じて選ぶことが重要です。バイアグラはおおむね4~5時間、レビトラは5~8時間の範囲で効果が維持され、短時間勝負のタイミングに適しています。他方、シアリスは最大36時間の持続効果を誇るため、計画的にタイミングを合わせる必要がなく、パートナーとのやりとりを気にせずに過ごせるのが大きなメリットです。この長時間持続の特性は、急な予定変更や複数回のタイミングが想定される週末の利用に最適です。

①発現時間の違い

発現時間は、服用後に効果を実感できるまでの時間です。レビトラは平均25分と速やかな吸収が特徴で、急なシチュエーションにも対応しやすい設計です。バイアグラは30~60分ほどかかるため、デートの時間を前もって把握し、少し余裕をもって服用する必要があります。シアリスは30分から最大2時間かかる場合があるため、より計画的なタイミング調整が望まれます。自分の性生活のパターンやパートナーとの相談に基づき、どの程度の発現速度が必要かを判断しましょう。

②食事との相互作用

食事内容によっては薬の吸収率や発現時間に影響を及ぼします。バイアグラは特に高脂肪食と一緒に摂取すると血中への吸収が遅れ、効果発現が遅くなる傾向があります。レビトラは高脂肪食の影響がバイアグラほど顕著ではありませんが、極端な脂質摂取は避けるのが無難です。一方、シアリスは食後であっても比較的影響を受けにくいため、食事の有無をあまり気にせず服用できます。ただしいずれの場合も、空腹時や軽い食後に摂取することで安定した効果が期待できます。

③副作用の比較

PDE5阻害薬全般に共通する副作用には、頭痛、紅潮、消化不良、鼻づまり、背部痛などがありますが、薬剤ごとに頻度や程度に違いがあります。バイアグラは頭痛や顔の火照りが報告例として多く、レビトラはPDE5選択性が高い分、視覚異常や消化器症状がやや少なめとされています。シアリスは長時間作用する特性から、背部痛や筋肉痛の報告が他剤よりやや多い傾向があります。これらの副作用は多くの場合軽度で一過性ですが、不安な場合は少量から開始し、医師と相談しながら調整を行うことが望まれます。

④用量と服用方法

一般的にバイアグラは25mg、50mg、100mg、レビトラは5mg、10mg、20mg、シアリスは2.5mg、5mg、10mg、20mgという用量設定があり、初回は通常中等量から開始します。バイアグラとレビトラは服用後24時間以上あける必要があるのに対し、シアリスには毎日一定量を服用する低用量連日療法が認められています。いずれの薬も噛まずにコップ一杯の水かぬるま湯で服用し、速やかな吸収と効果を得ることが重要です。

注意すべき禁忌と薬物相互作用

硝酸剤との併用は重篤な血圧低下を招くため厳禁です。また、α遮断薬や一部の抗菌薬、抗ウイルス薬とも相互作用のリスクがあるため、現在服用中の薬は必ず医師に伝えましょう。重度の肝機能障害や腎機能障害がある場合は用量制限が必要になることがありますので、検査結果をもとに慎重に服用を検討してください。

ED治療薬個別の選択ポイント

生活リズムやパートナーとのコミュニケーション、効果を求めるタイミングによって最適な薬は異なります。速効性を重視したい方にはレビトラ、短時間のデート前勝負ならバイアグラ、週末を気にせず楽しみたいならシアリスが向いています。また、毎日の自然な使い心地を求める場合はシアリスの低用量連日療法が適しており、コストや継続性を重視するならジェネリック薬の活用も検討するとよいでしょう。

①価格と入手しやすさ

ED治療薬は保険適用外の自己負担となりますが、ジェネリック薬では先発品の30~50%程度の価格で購入可能になりました。オンライン診療を利用すれば、通院の手間を省きつつ処方を受けられるケースも増えています。一方で、治療の継続性やアフターフォローを重視するなら、対面診療のあるクリニックや定期購入プランのある医療機関を選ぶことも重要です。

②医師への相談ポイント

ED治療薬を開始する際には、過去の病歴や現在の服用薬、生活習慣などを医師に詳しく伝えることがスムーズな治療につながります。また、効果を感じたいタイミングや持続時間の希望、コスト負担の上限なども併せて相談することで、最適な薬剤選択や服用スケジュールを提案してもらえます。

当院のED治療が選ばれる5つの理由

当院では、患者様に安心して治療を受けていただくため、体制と設備の両面で最善を尽くしています。治療の質だけでなく、診療体験全体の満足度向上に努めています。

①泌尿器科専門医が診察から治療までを担当

泌尿器科専門医が診察から治療までを担当泌尿器科専門医がすべての患者様の診察・治療を一貫して担当します。専門知識に基づいたきめ細やかな診察により、適切かつ効果的な治療計画をご提案いたします。品川区で泌尿器科専門医が提供するレノーヴァ衝撃波治療は当院が唯一です。

②話題の最新治療機器

話題の最新治療機器当院では、イスラエル製の最新衝撃波治療機「レノーヴァ」を採用しています。高精度な照射により、安全で効率の高いED治療が可能です。照射面も広く、効率的に短時間で照射をすることが可能です。

③ゼウスポイントでお得に受診が可能!

ゼウスポイントでお得に受診が可能!ゼウスクリニックでは、ポイント制度を導入しており、ポイントを使ってお得に受診することができます。継続治療を考えている方にも嬉しいサービスです。ゼウスポイント制度を導入しており、ポイントを使ってお得に受診することができます。継続治療を考えている方にも嬉しいサービスです。100円のお支払で1ポイント付与いたします。

使い方の例)

レノーヴァ6回コース 385,000円購入
→3,500ポイント付与
一緒に、シルデナフィル50㎎を3錠購入 1,430円×3=4,290円

3,500ポイントを使って、790円のみで追加のお薬は購入可能!!

④アフターフォローも保険診療で対応も可能

治療後の経過観察や副作用の確認なども、すべて保険診療内で対応可能です。万が一のトラブルにもすぐに対応できる体制を整えています。また、他の治療で保険診療が必要になった場合、当院の連携医院である、「自由が丘わたなべ泌尿器科クリニック」へのご紹介もスムーズに可能です。

⑤男性スタッフのみが常駐

当院は、医師からスタッフまで全て男性が対応いたします。患者様も男性のみですので、初めての方でもお気軽にお越しいただけるようにしております。周囲の目が気になるという方もお気軽にご受診ください。

治療の流れ

初回の診察から施術まで、最短でご相談のその日のうちに施術を開始することが可能です。週に1回の施術を4〜6回程度行い、その後の経過観察で効果を判定します。

1webまたはお電話で診察のご予約をお願いいたします

LINEでのご予約が便利です。
こちらからLINEの登録が可能ですので、こちらからご予約をお取りください。

2web問診を回答

当院では、web問診を導入しております。予約後に表示される画面にて事前にご回答の上、ご来院ください。院内での回答も可能です。

3診察当日

まず、当院のスタッフによるカウンセリングを行います。ご要望や症状をお伺いしたのち、医師の診察を行い、最終的な治療方針を決定いたします。

4同意書の記入・お支払

診察にてプランを決定いたしましたら、同意書の記入を行っていただきます。その後、お帰りの際に、お支払いをしていただきます。

5施術

当日枠が空いておりましたら、そのまま施術を行います。空いていなければ次回施術をご予約のうえお帰りいただきます。

6通院のご予約

コースの方は、まとめて予約をしていただいた方が、ご希望が通りやすいため、まとめてのご予約をおすすめしております。

よくある質問

ED治療薬は依存性がありますか?

物理的な依存性は報告されておらず、心理的な安心感から継続使用するケースはあるものの、化学的依存はありません。

アルコールと一緒に服用しても安全?

適度な飲酒であれば問題ありませんが、大量飲酒は血圧低下や薬の吸収抑制を招くおそれがあります。

女性が使用しても効果はありますか?

ED治療薬は勃起不全治療を目的として開発されており、女性への効果は証明されていません。

オンラインで処方を受けても大丈夫?

信頼できる医療機関が行うオンライン診療であれば問題ありませんが、個人輸入や無許可サイトは偽造薬のリスクがあるため避けましょう。

毎日服用する方法はありますか?また副作用が強い場合は?

シアリスの2.5mgまたは5mgの低用量連日療法が承認されています。バイアグラとレビトラは服用間隔を24時間以上あける必要があります。また、軽度の副作用であれば少量から再開して経過を観察します。症状が重い場合は速やかに医師に相談し、用量変更や他剤への切り替えを検討してください。

関連ページ

・ゼウスクリニックのED治療についてはこちら

https://www.tokyo-zeus.com/ed-treatment/

・衝撃波治療についてはこちら

https://www.tokyo-zeus.com/renova/

・男性更年期障害についてはこちら

https://www.tokyo-zeus.com/loh/

 

文責
医療法人桜蕾会
理事長

自由が丘わたなべ泌尿器科クリニック
院長
渡邊 晃秀